石川中央魚市の事業領域すべてにおいて重要な要素となるのが「流通」です。国内はもとより、世界中から様々な水産物を集め提供するために、効果的な商流・物流・情報流の充実を図ります。
金沢市中央卸売市場のセリは、全国でも最も早い3時30分に始まります。市場を代表する光景ともいえるセリでは、経験を積んだプロが品質を一目で見抜き迅速に適正価格を設定します。
商品をより早く、より付加価値をつけてお届けするために、HACCP準拠の配送センターや小売店のバックヤードとしての役割を担う、加工・搬送設備を備えた関連会社の設立など、石川中央魚市グループ(ICUG)は着実に業容を拡大しています。
これまで市場の課題であったコールドチェーンを補強するとともに、隣接する金沢市中央卸売市場で取引されるあらゆる食品を一括仕分け、一括配送することで、地域の小売店様の効率的な経営をサポートしています。
消費者ニーズが多様化・複雑化している中で、自然条件の影響を受けやすい水産物を安定的に供給するためには、「情報」の活用が欠かせません。
石川中央魚市では、本社と3つの冷蔵倉庫をオンラインで結び、在庫から物流体制までを一元管理しています。今後は、直接的なコミュニケーションとネットワークを駆使し、生産者から消費者までが情報供給できるよう、更なる情報流の充実を図っていきます。