石川中央魚市株式会社のあゆみ

当社は、昭和41年の創業から、平成28年で50年の節目を迎えます。
水産物のトップサプライヤーをめざし、地域と共に歩んできた50年の歴史をここに振り返ります。

前史 -ルーツは近江町市場にあり―

ルーツは近江町市場にあり

金沢市の観光名所でもあり、市民の台所としても親しまれている近江町市場があります。その歴史は古く、加賀藩の時代にまで遡りますが、その近江町市場内で人々の食文化を支えてきた水産問屋が当社のルーツにあたります。

黎明期 -石川中央魚市(株)の設立―

石川中央魚市(株)の設立

昭和41年6月、近江町市場内の水産問屋10社を統合した石川中央魚市株式会社が設立され、金沢市西念町に新設された金沢市中央卸売市場の開設と同時に入場しました。設立後は、水産物の卸売業には不可欠な冷蔵倉庫の建設など、市場の中心としての使命を果たすために邁進しました。

発展期 -水産物の安定供給を追求―

水産物の安定供給を追求

設立当初8,000万円だった資本金も2回の増資により、平成8年には1億5,400万円となりました。また、第1・第2、2つの冷蔵倉庫に加え、平成7年には、国道8号と北陸自動車道、金沢港に隣接する交通の要所に、輸入貨物も取扱い可能な多目的冷蔵倉庫「みなと冷蔵倉庫」を建設。物流の要として、安全安心な食材のさらなる安定供給に努めています。

躍進期 -グローバルから地産地消まで―

グローバルから地産地消まで

平成に入ってからは、グローバルな視点による水産物卸売事業だけでなく、地元水産業全体の活性化に向けた取り組みが活発になりました。その中心となるのが、石川県漁業協同組合と協力し、平成20年より開始した「朝セリ」です。この取り組みは、新鮮で安全安心な「石川の朝とれもん」を地元消費者の皆様に提供することと、生産者に対しは、流通の効率化を図ることも可能にしています。

現在 -地域の「流通」を支える存在へ―

地域の「流通」を支える存在へ

当社は水産業で培ったノウハウを活かし、平成24年2月に、自動化・省力化に特化した物流センター「株式会社マルストック」を設立しました。(株)マルストックは、金沢市中央卸売市場に隣接しており、市場で取引されるあらゆる食品を一括仕分け、一括配送することで、地域の小売店の「バックヤード」として、食品流通を支えています。

次の50年に向けて

設立以来、当社は市場のニーズに的確にお応えすることで、激動の時代を乗り切ってきました。
これからも、消費者の豊かな食文化を支える「流通」を担う企業として、知力とノウハウを結集し、次の50年に向けて歩みを進めてまいります。

企業情報 - 沿革

昭和41年 6月 石川中央魚市株式会社設立(資本金8,000万円)
昭和45年 7月 冷蔵庫の保管物荷役サービス部門として石川中央魚市冷蔵株式会社設立
昭和50年 12月 専属の荷卸業務を行う金沢市場商事株式会社設立
昭和51年 4月 資本金を1億2,000万円に増資
昭和62年 10月 第2冷蔵倉庫完成
平成7年 7月 みなと冷蔵倉庫完成
平成8年 5月 資本金を1億5,400万円に増資
平成20年 4月 石川県漁業協同組合(JFいしかわ)との共同事業である朝セリの開始
平成24年 2月 最新冷蔵倉庫を備えた物流センター株式会社マルストック設立
平成26年 6月 株式会社マルイチ産商との業務提携を締結
平成28年 6月 創立50周年