石川中央魚市株式会社おかげさまで50年

企業情報 -ご挨拶-

代表取締役社長 横町博一

私たちは、昭和41年、金沢市中央卸売市場の開設と同時に卸売業者としての業務を開始しました。以来半世紀、その当時からずっと変わらず受け継いできたのが「業是公事」の姿勢です。つまり私たちは、時代や当社を取り巻く環境が変わろうとも、常に市民の台所を預かる公的使命があることを忘れてはならないということです。

■消費者のニーズや水産流通の変化への対応
交通インフラの整備や高度な冷凍技術の確立などにより、今の水産流通は地球規模での視野をもつことが当たり前になり、様々な情報管理の重要性が増しています。また、消費者の魚食に対するニーズも大きく変化し、近年はいわゆるファストフィッシュ、調理済みの魚でなければ購入してもらえない時代になろうとしています。さらに生鮮食品を選ぶ条件も、かつての価格重視の傾向から「鮮度」や「安全性」重視へと移り、その基準もどんどん高くなっています。
私たちが消費者の信頼に応え続け、生鮮食品流通の基本的なインフラ機能を果たすためには、常に消費者が求める高い水準をクリアしなければなりません。魚食離れが懸念されるなか、消費者の購買意欲を掻き立てる動機づけとストーリー性を持たせることができるかどうか、それによって新たなバリューを生み出すことができるかどうかが課題といえます。

■地域における石川中央魚市の役割、貢献
全国に10カ所しかない「中央拠点市場」として、国内外からの高い集荷能力と価格形成能力を維持しつつ、北陸全域へのハブ機能を保持しています。品質面では高機能設備を充実させコールドチェーンを確立したことで、一層高度な管理体制がとれるようになりました。
地域においては、常に生鮮食品の基本インフラとして機能してきました。近年では、ローカルスーパーのバックヤード機能を強化するとともに、流通ノウハウの提供や商品提案など、ソフト・ハード両面からインフラ機能の充実を図っています。
一方、2008年より地元の朝とれ鮮魚だけを扱う「朝セリ」を開始し、魚価の回復に貢献しました。「朝セリ」の実施は他の中央拠点市場には類を見ないものですが、「新鮮で安全・安心なものを」という消費者ニーズに合致するとともに、地域の魚食の現場の活性化、さらに環境負荷の軽減にもつながります。この取り組みは、生産・流通・消費の現場をバリューチェーンで結ぶことに成功した事例だと、私たちは考えています。

■石川中央魚市グループが目指すところ■
  • グループ全体で魚食インフラを網羅する
  • 北陸新幹線開業に伴い、朝セリの観光資源化と提携販売店への回遊性の強化
  • 次の50年に向けて、食文化とその紡ぎ手である人材、ノウハウの継承
  • 地域にあり続けながら、国内外にその存在を示し続けられる企業であること
  • 社会的意義、「業是公事」の信念と誇りを次世代につなげる